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つくばのアナログラジオ制作ワークショップ

ー いまどき、だからアナログラジオで遊ぶ。 ー
2019-06-01 Sat.​ 10:00 - 15:30

慌ただしい日常からちょっとだけ離れ、世界を電波で観てみませんか?

製作するラジオは、空中の電波の力だけで音が鳴ります。
だから電池も音量調節もありません。

単純な構造なので、初心者やお子さまでも十分に製作できます。
それでも導線を巻くところからはんだ付け、木工まで、1日かけてほぼ自作します。
ひとつずつ取組みましょう。技術者たちがサポートします。

全ての回路が繋がった瞬間、突然自分のラジオから音が鳴り始めます。
市販ラジオとは違い、感じる音の大きさはそこに飛び交う電波の強さです。
もっと電波を捕まえに、美しい里山をラジオで探検に出かけます。

この感動は、きっと忘れられないものになるでしょう。

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これまでの歩み

プロフィール

職業キャリアの始まり

夢中で生きてきたけれど、
振り向くと失ってきた反対側の人生がありました。

雇用機会均等法が施行された初めの頃、
製造業の女性総合職としてキャリアを始めました。
社内システムがまだ整っていなかったため、
子供たちを出産を機に退職した夫に託して父母逆転の格好で働くことになりました。

工場の機械設計からデジタルエンジニアリングソフト、
サービス事業を開発しました。
そこから製造業のお客さま向けに、
生産システムの企画・プロマネを最上流で担いました。
そのどれもが新規製品、新事業でした。
仕事は面白く充実していました。
しかし、ますます家族との時間が限られ、
わたしは仕事人間に陥っていったのです。

バーンアウトによる転機

あるお客さまの案件で、
人員整理を目的とした生産システムの導入をすることになりました。

製造業は今でも生産性の向上を至上命題にしています。
使った分より多く生み出せば、企業が成長できるからです。
かつては確かに設備投資をして生産を改善すれば、
安くて良い製品を買ってもらえました。
しかし経済が成熟化し消費が伸びなくなった今でも、
社員をデジタル化した機械に置き換えるだけの投資は
長く続いています。
これでは社会全体で退職者が増えて所得が減り、
さらに消費が停滞します。

解決にはならないのです。
現実に製造業では1995年~2015年の20年間で、
その3割におよぶ400万人の雇用を失っていました。

自己矛盾に陥り、仕事が手につかなくなりました。
今の経済成長のためのものづくりの在り方は限界だと感じました。
これまで、働けば社会が豊かになると信じてきました。
しかし、わたしがやってきたことは何だったのだろう、と思いました。

製造業の退職者には学校から企業勤めまで一貫して管理型教育を施され、
自律心や交流力が弱い人が多くいました。
自分の殻から外に出て、社会で失った役割を再構築しようとしないのです。

バーンアウトしたわたしも紙一重だと思いました。
そしてこのままでは、日本自体が大変なことになると思いました。

ソーシャルビジネスの立ち上げ

どうしたら退職した人たちが幸せな生涯が送れるだろうと、
模索し続けました。

わたしはそうした人たちの受け皿になりたいと思いました。
そこでまちラボという地元つくばの支援団体のご協力をいただき、
小学生の親子がつくばの技術者からものづくりを学ぶ、
小さなイベントをやることにしました。

そしてこの経験を通して、
製造業の退職者を苦しめている管理型社会の罠が、
子どもやその親たちをも苦しめていることに気付いたのです。

仕事のために限られた家族との時間では、
かつてのように子どもたちが親やほかの大人から
生活のためのものづくりを倣うことがすっかり減っていました。
それでも、みんなで自作したモノを使って遊び・ご飯を食べるという
この小さな生活体験を「楽しい」「またやりたい」と言ってくださいました。
これがこれからのものづくりの在り方なのだと思いました。

わたしはこの「これからのものづくりのある暮らし」を、
みなさんと分かち合えたらと思います。